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おつりで投資!?Fin Techスタートアップが手掛ける【トラノコ】で資産を形成

おつりで投資!?
Fin Techスタートアップが手掛ける
【トラノコ】で資産を形成

トラノコは、2016年8月17日に設立されたTORANOTEC株式会社というベンチャー企業が提供する個人向けサービスだ。トラノコは個人が少額の資産を分散投資するサービスで、スマホアプリで資産管理や資金の追加・引き出しが可能である。

TORANOTEC株式会社というベンチャー企業が個人向けサービスとして提供する「トラノコ」は、少額の資産を運用して利益を得るという新しい金融サービスだ。TORANOTEC株式会社は2019年時点で設立されてからまだ3年目のスタートアップ企業だが、既に楽天キャピタルや東京電力エナジーパートナーなどの企業からの資金調達を受けることに成功している。専用のスマホアプリが用意されており、残高や運用実績の確認・資金の追加などは全てアプリ上で行うことが可能だ。トラノコは数百円といった少額の資金でもて手軽に資産運用を始められることから、投資未経験の学生や20代・30代の若い世代を中心に人気を集めている。

おつりを投資できる「トラノコ」

一般的に資産運用と聞くと、ある程度のまとまった資金が必要というイメージを持つ人が多い。FXやネット証券会社を利用すれば少額の資金でも資産運用が可能だが、それでも数万円かそれ以上の資金を必要とする。これに対して「トラノコ」は5円以上1円単位で資金を追加することが可能なので、少額でも手軽に運用できるという特徴を持つ。 トラノコでは残高確認や資金の追加などの手続きを、スマホアプリで簡単にできるようになっている。

利用者は最初に、アプリの「家計簿ツール」にクレジットカードや電子マネーと端数を計算する金額(100円とか1000円など)登録しておく。支払いをすると、あらかじめ登録をしておいた金額の倍数から支払金額を差し引いた端数分が「おつり」として計算される。おつりに相当する金額が登録しておいた銀行口座から引き落とされて、自動的に運用が行われる仕組みだ。トラノコは少額の資金でも運用を始めることが可能なので、リスクが低いというメリットがある。月々の手数料はたったの300円なので、資産運用の未経験者でも手軽に始めることが可能だ。トラノコでは、資金の追加や引き出しを自由に行える。

トラノコに預けられた資金は、世界中の株式・債券・不動産などに分散投資されて運用が行われる。ユーザーは3種類の投資信託から選ぶことができるようになっており、リスクとリターンのバランスを考慮して分散投資の配分方法が設定されている。ユーザーは最初に、「大トラ(リターン重視)」「中トラ(バランス重視)」「小トラ(安定重視)」のいずれかを選択する仕組みである。分散投資の配分方法や運用先の情報を全く知らない人でも、リスク許容度に応じて三つのうちのいずれかを選ぶだけで簡単に資産運用を始められるようになっている。

トラノコならポイントも投資に使える

トラノコは現金以外にも、他社ポイントやマイルを入金して投資に使うことも可能だ。提携しているポイントサイトにトラノコを登録しておけば、簡単にポイントをトラノコ内の口座に換金ができる。 2019年2月時点でトラノコと提携しているのは、RealPay(リアルペイ)・Gポイント・ネットマイル・PointTown(ポイントタウン)・ANAマイルの5種類だ。交換後は日本円の形で口座残高に反映され、トラノコの口座に入金する際に適用されるレートは、各ポイントを現金や商品券などと交換をする場合と同になるように設定されている。

例えばポイントタウンを銀行振込で出金する場合には、2000ptで100円に換金ができる(20pt=1円)。トラノコの口座に出金をする場合には、20pt=1円のレート(100pt以上)で交換が可能だ。ポイントサイトの中には銀行振込を選択すると振込手数料を負担しなければならないケースがあるが、トラノコに出金をする場合には手数料は無料だ。交換手続きをした後にキャンセルをすることも可能で、その場合には返金またはトラノコポイントの形で受け取ることができる。 各種ポイント・マイルも現金の場合と同じように少額でも交換が可能だ。このため、中途半端に貯まって交換ができずに有効期限切れで消滅するポイントを有効活用する目的でも利用できる。未経験者で現金を入金することに抵抗を感じている人でも、少額のポイントであれば遊び感覚で気軽に始めることができるだろう。

トラノコのメリット・デメリット

トラノコ以外にも、手軽に資産運用ができるスマホアプリが存在する。トラノコを利用する際は、他の投資アプリと比較した場合のメリットとデメリットを知っておくことも大切だ。 トラノコの最大のメリットは、非常に少ない金額でも積立運用ができることである。現金やポイントを入金する場合の最低金額は5円以上1円単位なので、手元に運用資金がなくてもすぐに始めることができる。

自動的に買い物の端数を計算して銀行口座から引き落としてくれるので、貯金が苦手な人でも自動的に積立が可能だ。トラノコは、厳選された世界のETFに分散投資が行われていることも大きなメリットといえる。投資先は公表されているので、いつでも確認ができる。 他の投資アプリと比較した場合に、トラノコにはデメリットも存在する。最大のデメリットは、毎月支払う手数料が300円で定額であることだ。多額の資金を運用する場合には安く感じられるが、少額の資金を運用する場合は300円の手数料を無視することができない。運用実績に関係なく、年間あたり3,600円が自動的に徴収されてしまう。信託報酬が0.3%に設定されていて、一般的な投資信託の運用管理費用(報酬)が0.1%の3倍である。過去1年間の運用実績をみると、「小トラ」が0.1%で「大トラ」でも2.9%だ。ハイリターンの「大トラ」で運用をする場合でも、少なくとも14万円以上を運用しなければ利益が得られないことになる。ローリスクローリターンの「小トラ」であれば、40万円を運用しなければ手数料を取り戻すことができない。トラノコは少額の資金でも運用が可能だが、手数料を上回る利益を得るためにはある程度の資金が必要だ。

トラノコを利用する流れ

https://toranoko.com/usermanual/


トラノコを始めるために、最初に専用アプリをインストールして口座開設の手続きを行う必要がある。アプリは無料でダウンロードが可能で、「いますぐはじめる」をタップすると口座開設フォームの画面が開く。必要事項を入力して進むと、最後にマイナンバーの登録と本人確認書類のアップロードが求められる。マイナンバー確認書類と、運転免許証などの本人確認書類を撮影した画像をアップロードすれば完了だ。10分もあれば、マイナンバーカードと本人確認書類の写真を撮影して送信することができる。 アプリで申込手続をしてから1週間ほどで簡易書留で「口座開設完了のご案内」が自宅に届くので、トラノコおつり捕捉サービスの登録・クレジットカードの登録・ファンドの選択(大トラ・中トラ・小トラ)を行う。設定作業が済んだら、後は何もしなくても普段通りの買い物をすれば支払った金額の端数分が自動的にトラノコの口座に入金されて運用がスタートする。最初の3ヶ月間は手数料が無料だが、以後は手数料を上回る利益が得られないと赤字になってしまうので要注意である。手数料が無料の間に、10万円かそれ以上の資金を口座に入金しておく必要がある。 マイナンバーカードと本人確認書類を手元に用意すればアプリで簡単に口座開設の手続きができるが、口座開設まで約1週間の期間を要するのですぐに運用を始めることはできない。ファンドの種類は毎月8日前後に変更をすることが可能だが、変更時に利益が出ている場合には税金がかかるので注意が必要だ。

トラノコは少額の資金を自動的に積み立てることが可能で、投資未経験者でも手軽に資産運用ができるという特徴がある。専用のアプリで簡単に操作ができ、最初に登録をして資金を入金しておけば後は何もしなくても勝手に資産運用をしてくれる。 トラノコは利便性が高いものの、手数料がかかることに注意が必要だ。資産運用自体は少額でも可能だが、ある程度の利益を得るためには最初にある程度まとまった金額を入金しておかなければならない。 トラノコでは23歳以下の学生に限り、学籍番号と学校名を登録するだけで月額手数料が無料になる。投資未経験の学生であれば、社会勉強を兼ねてトラノコに登録して資産運用を体験してみると良いだろう。

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