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VR業界に革命を起こすコンテンツ「InstaVR」

バーチャルリアリティ(以後VR)の歴史自体は古く1930年代に発明されたと言われている。当時アミューズメントパークの遊具として導入された飛行機シュミレーターが、実際に戦時中は飛行士訓練に使われていた。1960年代には今のヘッドマウントディスプレイが発明されていたのである。その後技術の進歩を経て2012年に「Oculus Rift」が登場し再び脚光を浴びる。そして2016年には続々とVRシステムが立て続けにリリースされVR元年と言われ現在VR黎明期といえるだろう。

VRといえばヘッドマウントディスプレイが思い浮かぶだろう。身近なところだとPlaystationVRやスマートフォンVRだ。一般的なゲームやYoutubeなどのエンターテイメントをイメージするかと思う。技術の進歩により実際には医学生の手術トレーニングや自衛隊のパラシュート演習などにも使われている。

これまでVRは他の動画コンテンツと違い一貫性がなく動画サイトにも対応していないものが多い。また、対応ソフトも少なくWindowsやMacといった一般的なOSはVRコンテンツを再生するプレイヤーは同梱されていない。さらにVRツール同士の互換性がなく、異なるソフトウェア開発キットが必要だ。その他にも専門エンジニアや専用機材が必要とかなり敷居が高いのが現状である。
これまで抱いていたVRコンテンツの不便さを課題に「誰でも簡単にすぐ」をコンセプトのもとInstaVRが開発された。
InstaVRは VRコンテンツの制作・配信・分析が可能なプラットフォームである。 コンピュータ上の仮想世界を現実のように体験ができる技術だ。これを読んだだけでは何が何だかわからない方もいるだろう。インターネット上でVRコンテンツの制作とその配信ができるサイトである。

どんなソフトウェアなの?

専門知識不要でVRコンテンツの制作と公開が簡単に低コストでできるソフトウェアである。ブラウザ上でインターネット管理される為、ダウンロードやインストールは不要だ。VR動画や画像をアップロードすることでインターネット上での編集が可能となっている。ファイル形式もかなり幅広く対応している。アップロードした動画像に直接コメントやリンクを張り付けられ動画像から別コンテンツへリンクさせることも可能となっている。ヒートマップ機能を使うとコンテンツ利用者の目線の動きまで解析でき、コンテンツの改善に役立てられている。

実際に体験版を使ってみたが、初心者でもわかりやすく説明がある為迷わずに作ることができた。直感で使える操作性の良さを感じた。また、外部リンクにて詳しい説明がある。
制作したVRコンテンツは既存のVRソフトウェアだけではなく、iOSやAndroidへの配信にも対応している。インターネットからパソコンで見られるし、ヘッドセットでも見られる。アプリからもアクセスできるのでプラットフォームを選ばず使うことができる。
利用料は次の通りだ。

そのほかにも有償トレーニングも設けられており3時間3万円から受けることができる。

ターゲットは?

企業向けに作られており、全世界で30,000社以上140か国に導入されているツールとなっている。不動産や観光地、旅行会社、オフィス案内や教育と幅広く使われている。これまで人材の育成に設備や場所、機材を必要とする訓練や、接客などの講師が必要になっていた。十分な研修ができず戦力化に失敗し離職による採用コストが余計に掛かっている。そこでInstaVRを使うことで時間や場所に縛られず教育への課題をクリアすることができる。さらにコストカットにも繋がり年間費用が1/5まで削減することに成功させている。他にも、不動産屋に行かなくても内見が出来るのはありがたい。すでに約20万本のVRコンテンツが制作・配信されている。そのうち90%は一般公開されない社内アプリとして活用されている。また一般設計士がCGアニメ制作までの業務フローをInstaVRを導入し構築した結果、「コンペに勝てるプレゼンに3日掛かっていた作業も10分で高品質に行える。」と133倍の効率化と99%のコスト削減を図ることに成功している。

海外の旅行会社と取引をする際、内見が必須な場合がある。以前は現地まで出向いてもらうのが一般的だったがInstaVRを使えばその必要もなくなる。周辺環境まで簡単に動画化できるのだ。ブランド価値の向上にVRが一役買っているといっても過言ではない。
最近では「福祉×VR」ということで福祉施設でも使われている。思い出の写真や場所をVRで見ることで、お年寄りに若かりし頃の思い出の地にもう一度行きたい!とリハビリのモチベーションにつながるようだ。

おわりに

2018年6月には総額5.2億円の資金調達に成功し、売上の9割が海外企業と世界的にも注目を集めている。さらに ヒートマップ機能による利用者の目線の動きなどの視聴データをもとに人工知能の研究開発や、新たに人材育成プラットフォームを提供し業務提携も視野に入れた市場展開に力を入れている。省庁とも連携していく方針だ。

会社概要
会社名  InstaVR株式会社
HP    http://www.instavr.co/
代表者  代表取締役社長 芳賀 洋行
資本金  7億3457万円
設立日  2015年12月
所在地  東京都港区赤坂2-23-1 アークヒルズフロントタワーRoP 705

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