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総額35億円の資金調達!ミラティブ

スマホゲームの実況アプリ「Mirrative」を開発・運営する株式会社ミラティブは2019年2月12日にJAFCO、グローバル・ブレイン、YJキャピタル、グロービス・キャピタル・パートナーズ、伊藤忠テクノロジーベンチャーズ、ANRIを出資元とする第三者割当増資により31億円を調達した。その他にも個人投資家からの資金調達も行っている。
第三者割当増資・・・特定の第三者に新株を引き受ける権利を与えて出資してもらうこと。未上場企業が資金調達の一環として行うことが多い。取引先や取引金融機関、自社の役員などの縁故者にこの権利を譲渡することが多いことから縁故募集ともいわれる。

株式会社ミラティブが資金調達を実施した背景は、マーケティング強化や新規事業、グローバルな展開などを積極的に推し進める予定だ。マーケティング強化として2月15日よりテレビCMを関東圏で放映する。
また、人事採用を積極的に行い経営体制の強化も進めていくようだ。
「現在22名の人員体制を、2019年中には100名を超える体制まで拡充させていく計画です。」とコメントをしている。

Mirrativってなに?

これまでゲーム実況というとPCを使用しての配信が一般的であった。スマートフォンのゲームを配信するにしてもPCへ接続し配信画面に出力しなければならない。配信者はスマートフォンのほかにPCやインターネット回線を準備する必要があり手軽さを体感できるユーザーは視聴者のみであった。
ただ、Mirrativではスマートフォン1台で誰でもライブ配信が可能なアプリであり、いつでもどこでもモバイル機器から配信・視聴ができる。もちろんPCからも可能だ。スマートフォンの画面を配信に反映することができ、主にゲーム実や雑談に使われている。その手軽さ故に100万人の配信者がおり、スマホゲームの配信において日本最大のサービスである。

そのほかにも2018年8月より新たに追加された新機能、「エモモ」により3Dアバターを設定することが可能になった。この機能によりバーチャルYoutuber (VTuber)のようなバーチャルキャラクターを作成し配信できるのだ。アバターは顔、体系、服装などの組み合わせで自由にカスタマイズが可能となっており、作成したキャラクターは配信者の声に対応しアプリ上で動かすことが出来るようになっている。

今後の株式会社ミラティブの動き

2018年と2019年2月を合わせると総額45億円もの資金調達に成功しており、これは「直近1年の流れをさらに加速させるためのもの。3方面に投資をしていく。」とコメントしている。
(1)組織体制の強化
記事冒頭で紹介した「 現在22名の人員体制を、2019年中には100名を超える体制まで拡充させていく計画です。 」とあるように積極的に人員を増員するようだ。募集を見ると専門知識の必要なエンジニアやデザイナー、セールスや法務など
かなり幅広く人員募集をかけている。また、副業入社や体験入社も可能となっておりリモートワークも導入しているため、技術を持っているが子供がいてなかなか仕事に出られない主婦も応募できる。実際に半数が他社と掛け持ちの副業として働いている。
募集はこちらを参照

(2)広告広報活動
日本国内の市場で圧倒的に突き抜けることを目標としている。一番の競合は中国で、TikTokのように一気に拡大した例もある為マーケットの独占を意識しているようだ。その一環としてCM放映が始まったのである。


(3)グローバル展開
世界各国で今後展開を見越した土壌作りから始め、最初の足掛かりとしてネットリテラシーの高い韓国での展開を計画している。韓国進出の為2019年2月より日本オンラインゲーム協会共同代表の植田氏が韓国事業の責任者として就任した。過去に韓国配信最大手のAfreecaTVの日本法人代表を務めた経歴を持つ。

Mirrativを通じて新たな才能の開花やを引き出すツールとして、容姿の問題で活躍できない状況ならばアバターやボイスチェンジャーでさらに可能性を広げられる。また、日本発のEmojiやスタンプなどのコミュニケーション方法も今や世界中に広がった。このVTuber文化も日本で偶然出てきたものでありグローバルで勝てるチャンスも十分だろう。

おわりに

総額45億円という資金調達に成功しており、投資家の注目度が高いことが分かる。それは単に配信アプリとしてだけではなく、新たな可能性に投資家たちは投資し、必ずや世界に向けて羽ばたくユニコーンとなる事に期待を寄せているのだ。投資家へのインタビューを読むと投資家は現状だけでなく5~10年後まで見通しての投資というのがわかる。

2018年11月より、配信の「収益化」のサービスも開始され、Mirrativを盛り上げてくれる配信者への還元も始まった。趣味が仕事にできるのだ。
「見ていたら自分でもやってみたくなる」という行動心理働きやすいプラットフォームやエモモなどの追加コンテンツが豊富なのもユーザーを引き付ける要因なのだろうか。

会社概要

会社名  株式会社ミラティブ

代表者  赤川 隼一

資本金  12億4千万円

所在地  東京都渋谷区桜丘町31-14 SLACK SHIBUYA402

株式会社ミラティブ公式ページ(https://www.mirrativ.co.jp/)より抜粋

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