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就活解禁!企業分析なぜやるか?どうやるか?

就職活動する上で先輩に話を聞くと「自己分析と企業研究はしっかりやろう」と言われることが多いだろう。言われるがまま事業内容や理念を暗記する。気づいたら「なんでこの企業受けてるんだろう?」と釈然としないまま、受けたくない企業まで選考を受けることになってしまう。

そうならないためにも「なぜやるのか?」と「どうやればいいのか?」をしっかり理解した上で、気に入った自分に合う企業を受ける為の「企業分析のやり方」を紹介する。

なぜやるのか?その目的は?


企業研究をする目的について述べる前に、就活について触れようと思う。

世の中には就活を表現した様々な例があるが、今回は食べ物に例えようと思う。

好きな食べ物は?と聞かれたら、いくつかある中で一つピックアップするだろう。例えばそれがハンバーグだとする。なぜハンバーグを選ぶことが出来たか。それは、これまでの人生で様々な料理を口にしてきて、味を知っている中から選び出した物だからである。
質問を変えて、あなたの第一志望の企業は?と聞かれると、答えるのが難しくなるであろう。なぜ弊社を志望したかなど踏み入った質問をされたところで答えられるはずがない。それは、知らないから答えられないのである。人間は知っている選択肢の中からしか選ぶことはできない。

そのために、選択肢を増やす必要がある。企業研究を通じてこの選択肢を増やすのだ。

かといって闇雲に選択肢を増やしたところで意味がない。そもそも就活をする目的は、企業に内定をもらう為。ひいてはその後の就労生活を充実させる為である。言い換えれば、採用基準を満たした人材として採用される為である。

採用基準と言うと各社それぞれ基準があり、内容は「コミュニケーション力」や「リーダーシップ」など多岐にわたるが、大分すると2つに分けられる。スキルフィットカルチャーフィットである。この2つの基準を満たしているものが採用される。 この基準が自分にあっているか、満たしているか調べるために企業研究・業界研究をする。

スキルフィットとカルチャーフィットとは?

まずスキルフィットだが、能力が合っているかどうかだ。工学部卒業の学生が自動車や機械系の企業に就職するのをイメージするとわかりやすい。これはスキルを必要とする業種で重視すべき点である。学位や資格などわかりやすい指標となる。企業もある程度優劣を付けやすく高いスキルを持った就活生を順番に採用していく。

それでは、資格やスキルを特に必要としない企業はどうするか?それはカルチャーフィットに重点を置くのだ。もちろんスキルフィットの企業もカルチャーフィットは重要になっている。

カルチャーフィットとは一言でいうと「社風に合うか、合わないか」であり、これはほとんどの企業が採用時に取り入れる判断材料となっている。カルチャーフィットしている企業か見定めるのは容易ではない。
一番ふわっとした判断基準であるが、一番大切とも言われる。スキルよりカルチャーフィットのほうが100倍重要と言われるくらいだ。企業として「現存の社員と上手くやっていけるか、馴染めるか。」が重要で、リチャード・シェリダンによる研究によると、作業重視の企業はカルチャーフィット重視の企業よりも一人当たり最大470万円の損失を出している。更にカルチャーフィット重視の企業の方が新卒の退職率が低いこともわかった。このことから解るようにスキルフィット重視 < カルチャーフィット重視の企業が増えてきているのだ。

どうすればいいの?やり方は?

就活で実際に企業研究をしてみると膨大な時間がかかってしまう。また有益な情報が得られなかったりと、就活の期間は限られている為、効率的に企業研究を進めたいところ。ほかの就活生と差をつけるべく効率的に企業研究をしていこう。


上記のようなフローで分析を進めていくとわかりやすい。
順番が前後してしまうと軸を見失い想定以上の時間がかかってしまう。

事前に自己分析をしておくと進めやすい。自己分析からわかった情報をもとに、業界をいくつか絞り業界研究をする。
業界研究をする上で気を付けるべき部分は、一つの業界に絞って研究しないことだ。「この業界が自分に合っている!」と思っていても実際調べて突き詰めていくと、「やっぱり違った。」となるケースが多いのだ。最低でも3つの業界について広い視野をもって研究することが大切である。

業界研究については、シェアを占めている代表企業のラインナップや商品、サービスについての基礎知識を固めよう。 基礎知識がない状態で調べていても、本来知るべき情報を素通りしてしまい限られた時間を大幅に消費してしまう結果を生む。 新聞や雑誌、OB・OG訪問など調べ方は様々で特に新聞に関しては、社会全体の流れが見えてくる情報や読解力や文章力が付いてくる為おすすめだ。

次に、浅く広く得た情報に対しての疑問をぶつけていく。「なぜこのサービスが生まれたのか?」「なぜこの企業が独占しているのか?」などだ。企業ごとの特色やサービスがどう変化してきたかなどを調査し、納得できるまで調べるとその業界の良いところや悪いところが見えてくるはずだ。
最終的にいくつかの業界を比較してみる。自分の目標や軸と照らし合わせ、「成長できるか。」「安定しているか。」を判断基準に絞るのが効果的である。

次に企業分析だ。着目すべき点を2つ紹介する。

その企業が、業界内でどの位置づけにあるかを把握する
例としては、家電業界において店舗販売やインターネット販売など、どこに特化しているか。また企業の規模で他企業と比較してみるのも良いだろう。
スマート業界地図」や「会社四季報 業界地図」を参考にすると

特徴や特色を深く掘り下げる
企業理念、設立年、事業拠点や詳しい事業内容など多岐にわたる。分類するためのシートを作成し書き込んでいく事で他の企業との違いに焦点を当てやすくなる。下図を例としてGoogleのフォームを使い企業研究の効率化を図ろう。


おわりに

最終的に集めた情報を使い自分の軸と照らし合わせ、どの企業が自分に合っているか決める。もちろん情報だけで企業を決めるの誤りだが、情報でしか見えてこない部分もある。例えば他企業との差だ。福利厚生や雇用形態、今後を見据えた成長性など企業研究の判断材料として情報は必須である。

自分の能力や経歴を最大限に発揮できる企業に就職するためにも、企業や業界を分析するのだ。分析を怠ると全く関係の無い職種に就いてしまい、自分のやりたい事や目標を完遂出来ない。そんなミスマッチが起こる。

挑戦的なタイプの就活生が保守的な企業に就職し能力をつぶしてしまうようなこともある。それは企業も同じで 十分に力を発揮してくれる人材を常に求めている。 能力や社風に馴染めず転職活動を行う求職者が増加傾向にあるのだ。

今後実際に働く際、「なんか思ってたのと違う。」とならないようにする為にも就活の時期の間は抜かりなく研究を進めていこう。

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