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【先輩たちの経験談あり】女子の就活事情って?

新年度となり、19卒の学生の多くは新社会人として働き始める季節となった。会社で働くとは実際のところどうなのか、先輩たちの感想が気になる就活生たちも多いだろう。
特に女子学生の皆さんは企業選びにおいて、「女性が活躍できるか」「結婚・出産・育児といったライフステージの移り変わりに合わせて働ける企業か否か」も重要な判断ポイントの一つになるのではないかと思う。今回はそんな女子の就活事情についてご紹介していこう。

日本における女性の就業の現状

内閣府の平成30年度の報告によると、日本における男性の就業率は82.9%、女性においては15〜64歳が67.4%、25〜44歳が74.3%であった。女性は複数の年代において最近10年で就業率が10%以上アップしており、(総務省「労働力調査(基本集計)」より作)今後も増加が見込めるだろう。(内閣府男女共同参画局 「平成30年版男女共同参画白書」より)

一方で、管理職従事者に占める女性の割合は,平成29年においては13.2%、上場企業の役員に占める女性の割合は3.7%と諸外国と比べて低い水準となっている。

「平成30年版男女共同参画白書」より


また、給与水準においても、男性一般労働者の給与水準を100としたときの女性一般労働者の給与水準は73.4、正社員・正職員で見ると、その値は75.7となっている。

「平成30年版男女共同参画白書」より


このように、依然として男女間に一定の差はあるが、日本の女性の社会進出は長期的には上昇傾向にある。このことを踏まえて、女子学生はどのようなことに留意しながら就活を進めていくべきなのだろうか。

女子学生の就活事情は?

キャリタス就活2019は19卒の女子学生を対象に就職活動に関するアンケート調査を行った。(キャリタスリサーチ「女子学生の就職活動に関するアンケート調査」)

まず、企業研究の際に意識したり調べたりしたことには以下のような項目があった。

キャリタスリサーチ「女子学生の就職活動に関するアンケート調査」より

やはり働きやすさや女性の活躍のしやすさに注目している学生が多いようである。福利厚生関連の項目が上位を占めるのに対し、活躍のしやすさや管理職の人数といった項目は比較的下位にあることから、「男性と肩を並べてバリバリ働きたい」というよりは「家庭を持った時に両立できるような労働環境がいい」という傾向の方が強いようだ。

キャリタスリサーチ「女子学生の就職活動に関するアンケート調査」より


入社後のキャリアについては、「定年まで働きたい」という声と10年以内のスパンで転職を見据えてキャリアプランを考えている人に二分された。現在の社会の流れから考えても、数年後には後者が主流になるのは想像に難くない。

以下は就活を通じての、当初の希望と実際の結果を表したものである。
①当初の希望の業種と実際の業種

キャリタスリサーチ「女子学生の就職活動に関するアンケート調査」より

当初の希望よりも入社後の割合が高い業種は「IT・情報処理」と「サービス・運輸・倉庫」であった。前者においては、近年のIT人材の需要の高まりを表しているとも言えるだろう。

②当初の希望職種と実際の職種

キャリタスリサーチ「女子学生の就職活動に関するアンケート調査」より

職種に関しては、大多数の学生が希望通りであったことが分かる。これは、最近の積極的な女子採用と売り手市場の流れが影響していると言えるだろう。

③当初の希望企業規模と実際に入社した企業規模

キャリタスリサーチ「女子学生の就職活動に関するアンケート調査」より

企業規模においては、大企業志向の学生が多く、また希望と異なる結果になった学生の6割は、希望していたよりも規模の小さな企業に就職しており、女子学生における大企業の競争率の高さがうかがえる。

最後に、就活中に「女性でよかった」「女性で損した」と感じた先輩たちの声を紹介しよう。

キャリタスリサーチ「女子学生の就職活動に関するアンケート調査」より
キャリタスリサーチ「女子学生の就職活動に関するアンケート調査」より

共感できる意見も、「そんなことがあるの?」という意見もあっただろう。就活中は理不尽なことも多々ある。疑問を感じたり、違うと感じた時は、はっきり表明する勇気も必要かもしれない。

女性の働きやすさとは?

ここまで女子学生の就活事情を色々と紹介してきたが、「女性の働きやすさ」について国が定めた指標があることをご存知だろうか?

①くるみん認定・プラチナくるみん認定
これは、一定の基準を満たした「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定を受けた証である。さらに、平成27年4月1日より、くるみん認定を既に受け、相当程度両立支援の制度の導入や利用が進み、高い水準の取組を行っている企業を評価しつつ、継続的な取組を促進するため、新たにプラチナくるみん認定がはじまった。

「くるみんマーク」
「プラチナくるみんマーク」

②えるぼし認定
えるぼし認定とは、女性活躍推進法にて定められた一定の基準を満たし、積極的に女性の活躍を推進し、その状況が優良な企業に与えられる認定マークである。

「えるぼし認定」

プラチナくるみん認定やえるぼし認定を受けた企業は、「プラチナくるみんマーク」「えるぼしマーク」を広告等に表示し、高い水準の取組を行っている企業であることをアピールできる。女性の働きやすさの一つの指標として、企業選びの際はぜひ参考にしてみてほしい。
厚生労働省「くるみんマーク・プラチナくるみんマークについて」より)

女子だからこそ注意してほしいこと

女子だからこそ気を付けてほしいのはやはりいわゆるセクハラ問題である。
就活中にOB・OG訪問をする機会がある学生もいると思うが、最近は訪問中に女子学生が危険な目に合う事例を耳にすることがある。訪問の際は、社会人の時間をいただいている意識を持ち、感謝と礼儀を忘れないようにしつつも、自分の身を自分で守れるよう十分注意し、会う場所や時間帯にはよく考えて決めてほしい。自分で解決できない問題が生じた場合はすぐに大学のキャリアセンターや信頼できる大人に相談することが大事だ。
それ以外の場においても、「女子だから」という理由で不当な扱いを受けたと感じたら「この企業は私には見合わないんだ」と考えよう。「女子だからだめだ、劣っている」ということは決してないのだということを忘れないでほしい。
以下は先輩たちからのアドバイスである。

キャリタスリサーチ「女子学生の就職活動に関するアンケート調査」より


また、就活中の気になるメイク事情については、ぜひこちらの記事を参考にしてみよう。

おわりに

以上、女子の就活事情について、様々なデータを交えて紹介してきたが、最後はやはり自分の目や耳で実際に企業の情報に触れることが一番大事である。企業研究の際や社員さんの話を聞ける場では、雰囲気や傾向といった抽象的なもの以上に、実例や数値など裏付けとなるものがあるのかどうか確認することで、その企業のリアルが見えてくるだろう。
自分のビジョンを実現する環境が整った会社をしっかり見極め、悔いのない就職活動をしてほしい。

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