
株式会社ツクルバは2011年よりコワーキングスペース「co-ba」の提供を始めた。現在では日本全国に展開している。
まずコワーキングスペースとは・・・?というところから始めよう。シェアオフィスと同じと思われがちだが実は違う。違いは次の通りだ。
シェアオフィス
複数の利用者が個別の机を持たずに使用する施設である。基本的にシェアオフィスには個別の占有スペースはないが、安価で利用でき、自前で設備を整える必要がなく、気軽に利用できる。一方で個室でないため、機密情報の取扱には注意しなければならない。
コワーキングスペース
上記シェアオフィスとあまり変わらないが、シェアオフィスは”仕事場”というイメージに対し、コワーキングスペースは”利用者同士が交流を図るコミュニティ”のようなものになる。コミュニティを形成したい人や、アイディアを創造しビジネスに生かしたい人に向く。
展開中のサービス

コワーキングスペース事業の「co-ba」はもちろん、スタートアップ支援事業の「HEYSHA」もサービス展開をしている。「HEYSHA」では15~50人規模のスタートアップチームに向け、中規模ワークプレイスを提供するサービスだ。2018年よりリリースした。40~80坪の中規模オフィスに入居を希望するスタートアップに対し、最短4か月から利用できるワークスペースを提供する。スタートアップ企業が抱える増床や移転の際の負担を軽減し、各企業の成長を妨げる障壁を一つでも多く取り除くことが目的だそうだ。
<HEYSHAを利用するメリット>
敷金や内装、仲介手数料など初期費用を大幅に抑えられる。
内装が造作済みで、造作期間や内装の打ち合わせが不要
契約は最短4か月から可能。契約更新も1か月ごとに対応可能。
オフィス環境の課題
多くのスタートアップが適切な規模の物件を確保し難いと感じている。高額な敷金や契約時の入居審査などがある。さらなる規模拡大を見据えた短期間利用の際、内装費や退去時のクリーニング費用など掛かる費用は大きく負担となる。
HEYSHAでは、その高額な初期費用を大幅に削減し、退去時にはクリーニング費用のみで退去が可能である。設備が設置された状態の為、移転時の煩わしい移転作業の軽減も図っている。
そのほかにも中古住宅特化型流通プラットフォーム「cowcamo」やオフィスの物件探しやデザインなど移転コンサルサービス「Facility Design」も展開している。
ツクルバのミッション
「人と人、人と情報が交錯する「場」をつくりたい」という想いから社名を「ツクルバ」と名付けました。
そしてツクルバは今、建築・不動産・テクノロジーを融合させて、
新しいスタンダードとなる場の発明に挑んでいます。「場の発明」を通じてほしい未来を創る。
https://tsukuruba.com/
「場」は人の想いを伝播させる媒介であり、社会に発信し続ける。社会にイノベーションを起こす大きな改革も想いからはじまる。バトンリレーのように想いを伝播し、新たに行動を起こし、社会をより良いものへ変化させてゆく。その為には変化も厭わない。熱い想いが感じられる。
スタートアップ市場の拡大により、新しい事業やサービスを生み出す場を提供し、手助けしてゆく。そんな姿勢が見て取れる。
社名 株式会社ツクルバ(英文社名:tsukuruba inc.)
設立 2011年8月
本社所在地 東京都目黒区上目黒1-1-5 第二育良ビル 2F
代表取締役 CEO 村上浩輝 / 代表取締役CCO 中村真広
従業員数 124名(2018年6月27日付)