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心の安全は経営の安全?ピアリー株式会社に直撃インタビュー


https://peerly.jp/#section_1

昨今よく聞く「ピープルアナリティクス」というキーワード。
人財(HR)とテクノロジーが融合したHRTech領域の用語であり、社員や組織に関するデータを活用することで、成果を向上させる手法を指す。

具体的に用いられるデータとしては、社員の性別や年齢等の基本データ、個人の業績や勤怠情報などの人事データ、ウェアラブル端末を利用して計測した行動データなどと幅広い。これらのデータを収集、分析することによって、組織に合った人材を採用したり、最適な人事配置や人材育成をしたりと効率的な人事戦略を実現する。

どうして最近ピープルアナリティクスが注目され始めたかというと、チームの構築に最も重要なのは心理的安全性であるということが判明したためだ。心理的安全性とは、従業員が会社の中でも自分の素を出せる状態ということ。いわば会社の中に安全基地があるような状態だと言えるだろう。


https://rework.withgoogle.com/jp/guides/understanding-team-effectiveness/steps/identify-dynamics-of-effective-teams/

ピープルアナリティクスを活用することで、従業員の心理的安全性を担保する。心理的安全性を高めると組織のエンゲージメントが高まる。そしてエンゲージメントが高まると、企業の売上・利益の増加や離職率の低下が実現できるということも判明している。

Employee Engagement's Effect on Key Business Outcomes

https://www.gallup.com/workplace/231581/five-ways-improve-employee-engagement.aspx

今回は、そんなピープルアナリティクスに着目し、従業員の心理的安全を担保しエンゲージメント向上にコミットするサービスを提供する、ピアリー株式会社の森謙吾代表に直撃取材をした。

ピアリー株式会社

外資系コンサルティング会社PwC出身の森謙吾さんと、楽天・リクルートを経てオウンドメディアを支援する会社サムライトの創業者である柴田泰成さんが、2018年12月に共同創業。
従業員の心理的安全性を高め、エンゲージメントを高めていくサービスを提供する。
具体的には、下図のようなHRTechツールの提供とコンサルティングを行っていく。

note
note「PwCを卒業し、スタートアップの心理的安全性・エンゲージメント向上にコミットする会社を作ります 」
https://note.mu/kengomori/n/n69452d8c1656

いざ、インタビュー!!

今回インタビューに応じてくださったのは、ピアリー株式会社CEOの森謙吾さん。気品ある雰囲気が印象的な方だ。

森謙吾
CEO
慶應義塾大学法学部を卒業後、PwCコンサルティング合同会社に入社。人事コンサルティング領域に従事し、製造・小売・通信・金融等の大手企業に対して、人材マネジメント戦略策定および人事制度構築、役員報酬設計、残業削減・退職率低下、などのプロジェクト実績を有する。


https://peerly.jp/#section_7

サービスについて

Q1.御社のサービスを一言で表すと?
従業員の離職を防ぐためのマネジメント強化サービスです。

Q2.どうやって利用するのでしょう?
従業員にアンケートを取り、チームや上司に対して改善してほしい点や満足している点を回答してもらい、数値化します。
その後、マネージャーが問題点を把握し、従業員の自主的な行動を促すようなコーチング・マネジメントをします。
具体的には、部下と一緒に目標を立てたり、上司と部下が1on1で話して日頃の悩みの相談を受けたり、適切なタイミングでフィードバックしたり…ということを、ツールを使ってよりやりやすくしています。

Q3.どんな方が利用されていますか?
スタートアップ企業が多いです。従業員のモチベーションを向上したい、離職率を下げたい、Googleやメルカリがやっているような新しいコーチング的なマネジメントを試してみたい,etc..などの課題を抱えた企業からのご相談が多いです。
また、大企業の新規事業室からご利用頂くこともありますね。
新しくイノベーションを起こす必要があるため、スタートアップ企業がやっているような目標設定やマネジメントを試してみたいというご要望を頂きます。

Q4.競合サービスはありますか?それとの違いは?
コーチング型マネジメントを企業に提供するサービスという点では直接的な競合はまだいません。
パフォーマンスマネジメントという大分類で見ると、パーソルプロセス&テクノロジーさんのHITO-Link パフォーマンスや、株式会社リンクアンドモチベーションさんのモチベーションクラウドが競合に当たるのかなあと思います。

当社の強みは、1.ツールのみならず人も介入した支援を行っている点 2.モチベーションのデータとマネジメントのデータ両方を持ち一気通貫の支援ができる点 です。

1.ツールのみならず人も介入した支援を行っている点については、僕自身がコンサルティング会社出身ということもあり、 ツールを渡すだけでなくコンサルティングもお手伝いすることができます。また、将来はオンライン上でコンサル経験のある主婦などの在宅ワーカーをコーチとして派遣することも考えています。

2.モチベーションのデータとマネジメントのデータ両方を持ち一気通貫の支援ができる点 については、この人のモチベーションを上げるためにはこういう褒め方をした方が良いとか、この人の1on1のセッションをやる頻度はこの位がいいとか、具体的な行動のレコメンドができます。

始めたきっかけ

Q5.もともとは何をしていたのですか?
PwCというコンサルティング会社で人事コンサルティングを担当していました。評価制度を作ったり、離職者を減らすための施策を考えたりしていました。

Q6.なぜこのサービスを始めようとしたのですか?
もともとは大学生や高校生などがSNSや電話で気軽にカウンセラーに悩み相談ができるBtoCのサービスがやりたかったんです。何故かというと、自分が過去にカウンセラーに相談し心が軽くなった経験があるけれど、実際そういう機会はなかなか無いと思ったから。しかし、マネタイズが難しいと思ったので、BtoBのサービスに目を向けました。会社内でコーチングやカウンセリング的なマネジメントができれば、従業員は悩みを解決できていきいきと働けるようになり、会社としての売り上げも上げることができるのではないかと思いこの事業を始めました。

将来について

Q7.今後はどういうサービスを目指していきますか?
各従業員やマネージャーが、具体的にどういう行動をすれば幸せに働けるのかというレコメンドを、AIがデータをもとにやっていくというサービスを将来的にはやっていきたいです。
かつ、テクノロジーの部分だけでなく、コンサルタントやコーチを付けて相談に乗るなど、テクノロジーと人の両面から会社を良くしていく手伝いをしていきたいですね。

Q8.目指す世界はありますか?
従業員の方がすぐに上司やコーチに相談することができ、一人で悩んで苦しむことのない環境をこのサービスを通じて実現したいです。また、いつかはオンラインカウンセリング等により、世界中の人が悩んだ時、苦しんだ時に一人で溜め込まず誰かに相談できるような世界を目指していきたいです。

就活生へ向けてのメッセージ

Q9.森さんの就活生時代のお話を伺いたいです!
いずれ自分で起業したいという思いがあったので、短期間で力付けられるところに入りたいと思っていました。なので、外資系の投資銀行やコンサルティングファームを中心に受けていました。
沢山の会社を受けたので時間がかかったし、選考に落ちる度に社会から否定されたような気持ちになったのは少し辛かったですね。

Q10.就活生に向けてのメッセージをお願いします。
自分がやりたいと思っていることを遠回りせずに最初からやった方が良いと思います。僕の場合、新卒でコンサルティング会社に入ったのは今やっている事業を考えると必ずしも遠回りでは無かったとも思いますが、もし今就活生に戻れるのであれば、もっとやりたいことに近い事業に挑戦しているスタートアップ企業を選んでいるかもしれません。興味のあることに最初から関われる環境で、やりたいことをやれる場所に飛び込んで行ってみてほしいと思います。

「1人で悩み苦しむ人を無くしたい」という思いで、HRTechの新分野に切り込む森社長。 その話し振りは、確固たる意志と温かさに満ちていた。
従業員のパフォーマンスを、心理的なサポートにより上げてみたいという組織は、本会社のサービスの導入を検討してみてはいかがだろうか。

会社概要

会社名  ピアリー株式会社
代表者  森 謙吾
所在地  東京都港区赤坂1丁目12-32 アーク森ビル3F
設立   2018年


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